ターミナル経由でキーボード、マウス、タッチデバイスを有効または無効にする方法
一般に Linux ではターミナル経由で Xinput を使用してデバイスの有効化、無効化などさまざまな素早い構成変更を行うことができます。その方法をご紹介します。
Xinput は、Linux でマウス、キーボード、タッチパッド、タッチ スクリーン デバイスを制御するための構成オプションを提供するユーティリティです (Ubuntu や Fedora などのすべての Linux ディストリビューションに適用可能)。これは、さまざまなデバイス サービスを提供する xorg-xinput
パッケージの一部です。
Xinput を使用してデバイスを有効または無効にする方法
ターミナルを開きます。コンピュータに接続されているすべてのデバイスを一覧表示するには、以下のコマンドを実行します。すべてのデバイスがデバイス ID とともにリストされます。このデバイス ID は、デバイスを有効または無効にするときに引数として渡す必要があるため必要です。
xinput -list
上記のコマンドを実行すると、次のような ID を持つデバイスのリストが表示されます (下の画像を参照)。すべてのキーボード (複数のキーボードが接続されている場合)、タッチパッド、ポインティング デバイスがデバイス ID とともにリストされていることがわかります。
xinput リスト
名前からどのデバイスを表しているかを簡単に判断できます。
たとえば、タッチスクリーンなどのデバイスを無効にしたい場合は、次のコマンドを実行するだけです。
xinput disable 13
これにより、デバイスのタッチスクリーンが直ちに無効になります (上記の例のように)。有効にするには、次を実行するだけです。
xinput enable 13
使用する前に、デバイス ID に基づいて正しく有効または無効にしていることを確認してください。
キーボードを有効または無効にするときは特に注意してください。キーボードを有効にすると、コマンドを入力できなくなる可能性があります (ただし、オンスクリーン キーボードは使用できます)。
また、デバイス ID はシステムによって異なる場合があり、デバイスを接続すると再起動するたびに変更される可能性があることにも注意してください。したがって、自動化用のシェル スクリプトでこのコマンドを使用する場合は注意してください。
まとめ
このトリックは、複数のキーボード、マウス、またはタッチ デバイスがシステムに接続されている場合に便利です。その後、必要に応じて無効または有効にして、タッチパッドなどのデバイスの誤使用を防ぐことができます。
タッチ入力など、接続されたデバイスのさまざまな設定を簡単に行うことができます。